おかやま文学フェスティバル2023

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先日、「おかやま文学フェスティバル2023」のパンフレット裏面を制作しました。

「文学創造都市」を目指す岡山市のイベントで、2023年2月25日(土)から3月12日(日)にわたって開催されます。上のトップ写真はそのオープニングイベントの様子です。
おかやま文学フェスティバル2023

岡山市内の各所で催しがあるのですが、その中から2つピックアップします。

■おかやま表町ブックストリート
3月4日(土)・5日(日) 会場:表町商店街 上之町・中之町 地図
表町商店街の上之町・中之町で開かれる一箱古本市。
文学フリマのない岡山で、一般の人が本を販売できる最大のイベントではないでしょうか。古書店も参加するので、色々な本に出会えそう。
3/5(日)は南陀楼綾繁さんのブックトークもあります。

■おかやま文芸小学校
3月11日(土)・12日(日) 会場:旧・内山下小学校 地図
廃校になった内山下小学校を会場に、岡山県内外から個性派書店や出版社・飲食店などが参加するマルシェ。各種イベントも多数。入場無料。
岡山城や後楽園のすぐ近くなので、観光の合間にも立ち寄れます(但し、上履きが必要です)。

さて、パンフレットなのですが、拡げたサイズはA2で、折り畳んだ状態がA5という体裁です。
オモテ面は451BOOKS さんが制作されています(下写真)。

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会期中のイベント情報が網羅されているオモテ面。あらかじめラフは見ていたのですが、出来上がったものを見ると、圧倒的な情報量で、すごい迫力。
それだけイベントが盛りだくさんなんですね。

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「おかやま文芸小学校」だけでも、トークイベントが目白押しです。つねにどなたかが登壇している感じではないでしょうか。
あと、左下にチラッと写ってますが、映画上映もあるのです。

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オモテ面の右下が表紙になります。この状態で配布していますので、見かけたら手に取ってみて下さい。
岡山らしく桃太郎と犬・猿・雉がそろい踏み。主役は犬!

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僕の方で制作したウラ面(上写真)。こちらは「岡山ゆかりの作家たち」の紹介と、コラムやおすすめ本が掲載されています。

ウラ面に関しては読み物が中心になるので、あまり凝ったデザインにすると、読むのが煩わしい感じになります。かといって、スッキリしすぎるとそれはそれでイベント感に乏しくなります。

そのあたりのバランスを考えながら、折りを活かしたシンプルなレイアウトと抑えた色数で、読みやすさを優先しつつ、適度なあしらいで賑わいを出す、というのがウラ面のデザインの方向性ですね。

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タイトルを万年筆の形にしたり、背景を原稿用紙にしたり、文学に絡めたモチーフを使って賑わいを出していきます。こういう細かいところで気持ちを盛り上げていくデザインです。

僕も制作しながら原稿を読んでいたわけですが、岡山ゆかりの作家さんも、たくさんいらっしゃるんだなと改めて思いましたね。このあたりもじっくり読んで頂ければと思います。

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右上のアイキャッチも、もっと単純な図形でもいいんですが、子供が読書しているイラスト風にすると、ちょっとフレンドリーで楽しい感じに。

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当初はこういうシンプルなアイキャッチも考えていたんですが、ちょっと親しみやすさに欠けると言いますか、やはり子供のイラストの方がイベントの雰囲気に合うと思います。

コラムを読んでいると、僕も「気になるなあ」という本がいくつかありました。これを機会に、そういう本を見つけて頂ければうれしいです。

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今回、作家の似顔絵を描いてくれたのは、スタジオ貝 さん。作家の息吹が伝わってくるようなイラストになっています。
坪田譲治のこの包容力のある優しげな表情、じつに良いと思います。

ということで、イベント情報の豊富さに圧倒されるオモテ面と、ふむふむと頷きながら読んで頂けるウラ面、という構成になっております。

尚、イベントの最新情報は瀬戸内ブッククルーズのFacebook でも発信されています。

地元の方、近隣の方、あるいは観光などで岡山を訪れる方、タイミングが合えばぜひ、各種イベントを覗いてみて頂ければと思います。

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