タイトルこぼれ話

照らすと導く

サイトのトップページは所信表明みたいな役割があるだけに、デザインを考える上で悩みどころではあります。私もかなりウンウンと考えました。

当事務所のキャッチコピーは「闇を照らすアイデア、船を導くデザイン」なのですが、それをどう表現したものかと。あまり大仰な感じにしたくなかったのですね。もう少し人間味のある雰囲気と言いますか、ホッと安心できるテイストにしたかったのです。

そこで考えた末にマッチ箱を用いることにしました。私自身がマッチ箱を収集しているのも理由のひとつですが、何よりも「照らす」という言葉にふさわしいし、ロゴマークの灯台とも相性が良い。これで行こうと思いました。

方向性が決まると、それに向けて表現を詰めていきます。複数のマッチ箱でキャッチコピーを表すことにしました。マッチ箱の文字はレタリング。既存のフォントよりも手触りのある文字にしたかったので、紙に手描きでスケッチしたものをIllustratorでトレースしています。

Illustratorでレタリングした文字を配置し、背景の色も決めて、プリンタで出力。その出力紙を糊でマッチ箱に貼り付けます。簡単そうですが、紙がずれたりして、立体物にぴったりと貼り合わせるのは意外と大変です。

後は箱の配置を考えながら、カメラで撮影しました。えらく回りくどいことをしていますが、マッチ箱の微妙な陰とか、紙のテクスチャとか、そういうのを出したかったんですね。妙なところで凝る傾向が自分にはあります。

sc1

最初は上記のようなデザインも考えていたんですが、うーん、どうも当事務所の雰囲気とは違うなあと。キャッチコピーの内容をそのまま表しているのでわかりやすくはありますが、説明的といえば説明的な感じ。あと、どうしても雰囲気がダークですね。

この写真は香川県の粟島で撮った写真をPhotoshopで加工しています。写真自体は気に入っているのですが、結局ボツにしました。ダークなのはどうも気持ちが乗っていかないんですね。それに灯台のロゴと上手く噛み合わない感じです。

ということで現在のデザインになっていますが、フリーランス事務所のサイトという枠に留まらず、アクセスしてくださった方たちが楽しめる場所になればと考えております。どうぞ宜しくお願い致します。

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