昭和風のマッチ箱を作る

昭和のマッチ箱への憧れが高じて、自分で作ってしまいました。とは言っても、あくまで趣味の範囲です。

これは架空のボウリング場です。1970年代頃には国道沿いなどに、こういうボウリング場がよく建っていました。あの時代のロードサイドの雰囲気を伝えるマッチ箱を作りたかったのです。

昭和を伝えるには、まず文字からということで、店名はレタリングしています。当時の文字などを見ると、意外とモダンなものがあったりするのですが、現在の我々がイメージする昭和の文字、という方向で作っています。

ボウリング場のマッチ箱8

「国際」も「ジャンボ」も70年代を感じさせる言葉。ジャンボジェット機が就航して、海外旅行がより身近になった時代です。「兼高かおる世界の旅」などのテレビ番組も人気でした。直接、ボウリングとは関係ないのですが、そういう時代の空気を反映させています。

建物の画像はAdobe Dimensionで作っています。屋上にあるボウリングとヤシの木だけはさすがに自作は難しかったので、既成素材を使っています。
外観の色がちょっとケバケバしいですが、この先、画像加工していく上では少しきつめの色の方がやりやすかったりするため、あえて、こうしています。実際、昭和の建物にはビビッドな色合いのものが結構あったと記憶しています。

Dimensionで出力した画像に、Photoshopでハーフトーン処理を施したもの。実際は他にも細かい処理を加えていますが、これでかなり昭和っぽい雰囲気になってきました。

あとは建物画像を単色に変換し、ロゴタイプと一緒にマッチ箱のオモテ面をIllustoratorでレイアウトします。
ビリヤードとか卓球場とかの付属施設も入れたいところ。ちょっと情報多めの方が、この時代の遊技場にふさわしい雰囲気が出ると思います。ちなみに、このあたりの情報は時代考証をしながら進めています。趣味とはいえ、割ときちんとやる性格です。

それから、マッチ箱全体をIllustratorでデザインします。裏面に何もないのは、この部分にマグネットシートを貼ろうと思っているからですね。
側面には「2号線バイパス沿い」の文字。岡山のロードサイドだと、やはり2号線バイパスが一番メジャーな道路でしょう(正確に言うと現在はバイパスではなくなって、単なる2号線になってしまいましたが)。

上記のデザインをプリンタで出力します。それをマッチ箱に貼り付けるわけです。

同じものを何百個も作るのであれば、専門の業者さんにお願いするのですが、趣味でやっていることなので1個か2個あれば十分。ということで、白無地のマッチ箱を使います。「マッチ箱 白無地」で検索すると、割と簡単に見つかると思います。100個で2千円ぐらいが相場でしょうか。

裏面はこんな感じでマグネットシートを貼ります。百均で売っているものを使いました。本当は箱の内側に貼りたいところなのですが、それだと磁石の強度がやはり落ちてしまうので、外側に貼っています。

これにて完成。マグネット付きなので、冷蔵庫に貼って、弁当屋さんのメニューやチラシなどを留めたりできます。
もちろん、マグネットはわざわざ貼らなくてもかまいません。そのまま普通の箱として、クリップを入れたり、小物を保管してもいいでしょう。

また、今回はDimensionを使ったりして手間のかかることをしていますが、もっとシンプルなデザインにしてもいいと思います。できる範囲で、できるマッチ箱を。興味を持たれた方が良きマッチ箱ライフを送られることをお祈りいたします。

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