空き箱の話

集めているわけではなくても、つくりの丈夫な空き箱は何かと重宝なので、捨てずに持っておくことが多いです。

上の箱は自宅に古くから残っていたもの。たぶん、三菱ミシンのオマケで付いてきた金属缶でしょう。三菱は主に工業用のミシンを作っていたようです。
箱の左側にある7本のラインがきれいですね。ミシンのステッチをモチーフにしているのかもしれません。よく見ると内側のラインは直角なのに、外側に行くにつれて丸みが付いているあたりも心憎いものがあります。

こちらは有名な東京の「ローザー洋菓子店」。ブルーの色調が非常に美しい。中身のクッキーもとてもおいしかったのですが、この金属缶そのものにファンが多いのも頷けます。
一番上の薔薇のイラストを除けば、書かれているのは店名と品目、住所、電話番号のみ。でも、不思議と洋菓子店らしい華やぎがあります。

茨城県日立市にある袋屋煎餅店の「日立煎餅」。日立市の地域ブランド認定品にもなっています。
パッケージも日立グループ創業の地にふさわしい重厚感。このレッドも絶妙な色合い。それでいて丸ゴシック体の文字を使っているせいか、どこか愛らしさがあります。
描かれているのは日立鉱山の大煙突でしょう。現在は倒壊して3分の1ほどの高さになっていますが、往時は約155mもあったようです。

最後は箱ではなく瓶になりますが、「ライオン靴クリーム本舗」のもの。こちらのメーカーでは、今もライオンのイラストを使った靴クリームを製造されていますが、この製品は既に廃番になっているようです。
古い時代のものなので蓋もところどころ印刷がかすれていますが、それはそれで味わいがあります。

最近は金属製の缶もだんだん見かけなくなってきました。アンティークショップなどで昔のものが売られたりしていますが、意外とお高い値段がついていたりします。お手元にあるなら、ぜひ大切にしてください。

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